LLブックとは

「LLブック」とは、誰もが読書を楽しめるように工夫して作られた「やさしく読みやすい本」のことをいいます。
日本語を母語としていない人や、文字を読んだり本の内容を理解することが苦手な人でも読みやすいように作られています。

わかりやすい写真や絵があり、ふりがなや絵文字がついています。
文章を単語ごとに分けて書き、絵記号をつけたりしています。
難しい漢字や言葉はありません。

☆「LL(エルエル)」はスウェーデン語の「Lättläst」(やさしくよめる)を短くしたものです。

LLブックリスト

からだを清潔にするために必要なもの、特別な肌の手入れ、髪の毛を染めるときの注意点、お化粧のしかた…。すべての女性にむけて、美しく健康になる方法を、すてきな絵と写真を使って、ていねいに伝えています。

昔話「さんびきのこぶた」を、難しい言葉は使わず、さらに文章の上に絵文字も付けて紹介しています。

洋美さんは、クッキー工場で働いています。住まいは、工場の近くのグループホームです。朝、工場に着くと、作業着に着がえて…。働く楽しさを伝える、バリアフリーの写真ブック。

『仕事に行ってきます2

動物園で、そうじの仕事』

埼玉福祉会制作スタッフ

埼玉福祉会

義信さんは、神戸市立王子動物園で働いています。仕事は園内のそうじです。開園すると、「ふれあい広場」に向かい…。働く楽しさを伝える、バリアフリーの写真ブック。
 

「知っている人がぜんぶ友だちではない」こと、どんな人が友だちかを、絵とともにやさしく伝えています。
 

『ぶんぶくちゃがま』
あかぎかんこぶん／なかがわだいすけえ

日本の有名な昔話「ぶんぶくちゃがま」を、難しい言葉は使わず、さらに文章の上に絵文字も付けて紹介しています。


『ぼくと目の見えない内田さんがであったはなし 』
赤木かん子著／濱口瑛士絵／長岡雄一監修

埼玉福祉会出版部

高校生が自動販売機の前で出会ったのは、目の見えない内田さん。高校生は内田さんに、視覚障がい者が困っている時になんて言えばいいのかを聞き…。実在の人物をモデルにした話。やさしく読みやすい表現を使ったLLブック。
 

『ぼくの家はかえで荘』
小林美津江監修・文／近澤優衣絵・絵記号・装幀／酒井博文写真

虐待を受けた子どもが、親への複雑な思いを抱えながら、施設で自分の安心できる場所を見つけ…。文・写真・絵・絵文字を使ったLLブック。

『はつ恋』
藤澤和子／川﨑千加／多賀谷津也子企画・編集・制作／神尾康孝写真

樹村房

夏の海辺で偶然出会い、女の子にひとめぼれした青年と、少しだけ彼のことが気になる女の子の、はつ恋のものがたり。写真によって楽しめます。

点字の本リスト